わかる!a, an, the 冠詞の使い方

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もう迷わない!冠詞 a /an /the を区別して正しく使う方法

‘a’ と ‘an’ を正しく区別する方法

さて、’a’ と ‘an’ も基本的には同じように単数名詞の前に置いて使う不定冠詞ですが、どちらを用いるかは、単語の頭で発音される名詞の母音と子音によって明確に区別されます。

つまり、加算名詞の単数で母音の発音が 「a, e, i, o, u”」で始まる名詞では冠詞 ’an’ を使い、それ以外の子音では冠詞 ’a’ を使います。

例)
She likes an apple.
I bought an English book.
I am eating an orange.

ここで注意したいのは「頭が母音の発音だと’an’」という部分。

そもそも、この不定冠詞 ‘a / an’ を使い分ける理由は言葉をつなげて発音しやすくするためだけですから、実際のつづりが子音でも冒頭が母音で発音する単語の場合は’a /an’を使い分ける必要があるので覚えておきましょう。

子音で始まるが発音が母音の名詞
例)I was waiting for an hour.
単語 ’hour’ の場合「’h’our」’h’の発音は消されて ‘o’の発音から始まるので 不定冠詞の’an’を使います。

母音で始まるが発音が子音の名詞
例)He is a unique teacher.
単語 ’unique’の場合「’u’nique」’u’の部分は’y’の発音になるので、不定冠詞の’a’を使います。

このように、つづりの冒頭に母音が含まれている名詞でも「a, e, i, o, u」と発音しない単語であれば、不定冠詞の’a’を使うので注意しましょう。

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不定冠詞 ‘a /an’ のまとめ

不定冠詞の a / an については下記の内容を覚えておきましょうね。

  • ‘a /an’ は名詞の前に置いて使う。
  • 可算名詞の単数形「不特定のなかの1つ」 を指す場合に使う。
  • 可算名詞の複数形に ‘a /an’ は使わない。
  • 不可算名詞へは直接 ‘a /an’ は使わない。
  • 名詞の冒頭の発音が母音「a, e, i, o, u」に限り’an’を使う。

※名詞の種類を意識して不定冠詞 ‘a /an’ が使えるかどうか区別することがポイント!

定冠詞 ’the’ の役割と使い方

次はお待ちかね、定冠詞 ’the’ の使い方です。

冠詞の種類と機能で説明した通り、定冠詞’the’は文法や会話上の名詞(物、場所、人物)を明確に特定する役割があります。

例)
I want the car.(私はその車が欲しい。)
I hate the teacher.(私はその先生が嫌いです。)

定冠詞’the’で名詞を特定することで「あの、その、例の・・・等」指定や強調という意味を持たせることが可能で、例外を除き、あらゆる名詞(人物、物、場所)に対して自由に’the’を用いて特定したり印象付けすることができます。

例)
I like the apple. (そのリンゴが好きです。)
I bought the book yesterday.(昨日その本を買いました。)
The dogs have wet noses.(その犬たちの鼻は濡れている。)
She visited the Tokyo Tower.(彼女は東京タワーを訪れました。)
The information seems incorrect.(その情報は間違えているようだ。)

「定冠詞 ’the’ と不定冠詞 ‘a /an’ の違い 4 へ続く」